こんにちは、ジーン(@btcgene3)です。
今回は、仮想通貨仲間のうめ吉さん(@umekichi8hvt)による寄稿記事、早くも第3弾です。
どうも、うめ吉です。
今回は仮想通貨が世の中に広まると、法定通貨(Fiat Currency:フィアット)が暴落する話なんですけど。
特に日本の法定通貨である日本円に注目して話をしていきます。
興味ある方は、ちょっと読んでみてください(長いけど)。
法定通貨の暴落とは?
法定通貨(日本円やアメリカドルなど)が暴落するっていうのは、別の言葉にするとハイパーインフレっていうやつです。
聞いたことないですか?
最近だとベネズエラの通貨ボリバルが2018年3月末にインフレ率8878%に達したというニュースがあったんだけど、これは日本円に当てはめて簡単に言うと去年100円で買えたジュースが8,878円出さないと買えなくなったんですねー。
つまり、1億円貯金があっても、額面は1億円のままだけど実際の価値は113万円ぐらいになってるっちゅうこと。
ハイパーインフレ怖いっスね!!
日本で起こる可能性は?
ハイパーインフレは歴史上で言えば軍事政権の独裁国家で起こっています。
軍事費を増やすために、ばんばんお金を発行した結果って感じです。
敗戦国の国家賠償のせいで、とかいうのもありますね。
あとは政府の放漫経営。国のお金で設備を作ったり公務員を増やすことで国民にお金を渡して景気を良くする政策の一環なんだけど…結局はその場しのぎというか、かえって生産性が下がるからさらにお金をバラ撒いて、の悪循環。
その為にお金を発行すればハイパーインフレの原因になっちゃう。
後者のほうって日本では、どーですかね。
仮想通貨との関係は?
あるんだなぁこれが。
いま、日本政府は納税額(収入)よりも非常に多くのお金を支出しています。
だけど、日本円はインフレ(価値の下落)どころかデフレ(価値の上昇)が起こっています。
つまり、お金をばら撒いてるのにお金の価値が上がってるんですな。
なんかヘンじゃない?
実は、いま個人でも企業でも、お金が手に入ってもあまり使わずに貯め込んでしまってる事が原因なんです。
理由はいくつかあるけど、大きく分けて2つの理由がかなり影響しています。
1.将来の不安によるもの
長らく不景気が続いた日本では、いざという時のためにお金を貯めて置いておくのが重要な事だというイメージがあります。
さらに、投資に消極的な国民性(これすら作られたものだという話も)のために、貯めているお金を投資に回すことが極端に少ない。
現役世代に稼ぎの少ない給与所得者(サラリーマン)が多いからってのもあるかもね?
2.富の偏在(お金を持ってる人と持ってない人が分かれている)によるもの
個人だとあんまり物を買わない高齢者ばかりがお金を持っているからってのが大きい。現役世代のサラリーマンは人件費を絞られてお金持ってないるし。
企業も個人がお金を使わないから、元の取れる見込みのない設備投資にお金を使いたくなくて内部留保(企業の貯蓄)が増えていくし、お金が貯まったからと言って従業員に多くお給料をあげるわけじゃないから、消費も増えない悪循環。
この状況を変えるのが、仮想通貨ってワケですね。
いまは投機的な動きが多いけど、その裏で着々と実用化がすすめられているブロックチェーンと仮想通貨。そこに投資している人の多くは働き盛りの現役世代がほとんどです。
そして、可能性と実用性を秘めたこの新たな『価値』が世の中にさらに広まってくるとどうなりますか?
市場が拡大し、そこに投資する個人や企業が増殖することで、周りを取り込んでいく流れができてくるんですね。すると、仮想通貨の価値はさらに上がるので、今まで貯蓄や内部留保として退蔵され腐っていた日本円を仮想通貨に替える動きが増えていきます。
スマートフォンの普及のように、世の中の動きに敏感な人から先に参入し徐々に一般層に広がっていくと、退蔵されていた日本円は流通し価値が下がり(インフレになり)ます。
今まではデフレで、貯めておけばさらに価値が上がる日本円が、貯めておくと価値が下がるインフレになった時、日本円の多くが消費や投資に向く(使わないと損をする)状態になるけど、そのきっかけが仮想通貨ならば消費が増えるのと同時に投資はさらに仮想通貨に向かう事になりませんか?
これが、日本円暴落のシナリオです。
日本円は本当に暴落するのか?
と、思うでしょう。
でも、もし一連の流れが起こった時には政府はどういう行動を取るでしょうか。
特に日本国債は長期国債988兆円のうち、日銀と民間銀行がそれぞれおよそ4割ずつ持っていますが、仮想通貨によってインフレが加速する状況だと銀行は国債をそのまま持っておく(流動性の低い円建て資産を持つ)ことが損失に繋がるため、国債を手放すことになります。
結果、日本国債の価値は下がります。
そして日銀は、国債の暴落を避けるため市場の価値が下がった国債を買い支える事になり、大量の日本円が世の中に放出されるんですね。それでなくても、いま市場に出回っている国債を4割も買って金融緩和をしているので、すでに大量の行き場のないお金が野に放たれているんです。
ただし、いまは世の中にお金が放たれても砂に蒔いた水みたいに貯めこまれているから、見えていないだけ。
再び地上に吹き出せば…
もし、そうならないようにする為に日本が仮想通貨を禁止したら?
その場合は日本の民間企業ブロックチェーンや仮想通貨によって得られるはずだった技術や資産が海外に流出し、今よりさらに国際競争力を失います。わずかに優位性のある第二次産業で細々と食いつなぐ底辺国になる可能性すらあるかも。
そうなったらもはや仮想通貨を禁止なんかできないんじゃないですか?
つまり、一旦流れに乗ってしまえばこの変革は
止めようがないワケですね。
リスクを回避する方法は?
別に不安になる必要もありません。笑
簡単です。
法定通貨が暴落するリスクを回避する為には、仮想通貨を持っていればいいんですよ。そうすれば今までのシナリオは仮想通貨を持ってる人にはプラスになるので何も怖くないんです。
しかもいま仮想通貨を持ってる人は現役世代がほとんどなので、法定通貨暴落のシナリオは高齢者から現役世代への資産の移動という形で、世の中を活気づけるので、むしろ良い流れだと思うんですよねー。
という事で、希望を持って仮想通貨を買いましょう!
あ、でも詐欺とかアヤシイ仮想通貨もいっぱいあるので、よーく見極めて下され!
ご利用は、計画的に(^ρ^)
※全部、うめ吉の妄想です。
最後まで読んでくれてありがとうございます。
あとがき
30兆円以下まで落ち込んでいた仮想通貨の時価総額も50兆円位まで回復して、ようやく仮想通貨の世界にも遅めの春が訪れようとしています。楽しみですね。
うめ吉さんの過去記事も合わせてご覧ください。
第1弾:仮想通貨バブルは終了しました
第2弾:仮想通貨で銀行がなくなる日