コラム

仮想通貨で銀行がなくなる日

こんにちは、ジーン(@btcgene3)です。
今回は、仮想通貨仲間のうめ吉さん(@umekichi8hvt)による寄稿記事の第2弾です。

仮想通貨で銀行がなくなる日

困ったさん
困ったさん
仮想通貨が浸透すると銀行がなくなってしまうの。。

うめ吉です。
またジーンさんのブログに投稿させてもらいます。
早速、今回のテーマですが、

「仮想通貨で銀行がなくなる日」 についてです。

調べてみたら、「仮想通貨で銀行が消える日」っていう著書もあるみたい。
パクりじゃないよ、読んでないから。

あくまでもこれは、うめ吉が自分の脳内で考えた妄想だからね。

そもそも、「仮想通貨で銀行がなくなる」っていうのは、実はいろんな人が発言してるんですよ。

マイクロソフトのビル・ゲイツやフェイスブック創始者のマーク・ザッカーバーグ。
IMF(国際通貨基金)のクリスティーヌ・ラガルドも似たようなことを言ってたような。

あながち根拠がないとも言えないこのテーマ。
なんか面白くない?

ご一読ください。

仮想通貨で銀行がなくなるってどういうこと?

このテーマについて話をする前にまず知っておかなければならないことは、銀行は何をしている所なの?ということ。

お金を預けたり借りたり送ったりしているところだと思ってますよね?
はい、それ正解。笑

専門的な言葉でいうと銀行には、

  • 金融仲介機能
  • 決済機能
  • 信用創造機能

という3つの機能があるわけ。

  • 金融仲介機能:お金を集めて人に貸すことの間を取り持つこと。預金という形で世の人々からお金を集めて、家を建てたい人、車が欲しい人、設備投資したい会社とかに貸すってこと。
  • 決済機能:銀行口座を使って支払いをしたり送金したりすること。
  • 信用創造機能:実は銀行が貸したお金もまた銀行に預金されることを利用して、預かっているお金以上に貸し出すことで‟お金(信用)を創り出す”という機能のこと。

この3つの機能によって銀行は成り立っているんだけど、
じゃあこれらの機能が全部ほかで補えたら、銀行いらなくないスか?

仮想通貨に銀行の機能が補える可能性があるとしたら…?
しかも、銀行より便利ならなおさら…?

仮想通貨で銀行がなくなるってのは、つまりそういうことです。

じゃあもっと深く掘り下げてみましょう。

銀行の3つの機能に代わるものって?

ひとつひとつ見ていきましょう。

金融仲介機能

クラウドファンディングという仕組みによる資金調達が注目されていますが、金銭的なリターンのある投資型クラウドファンディングは証券とみなされるため、面倒な面が多すぎるし、プロジェクトごとに分けるのは難しいんです。

でも、仮想通貨のトークン(デジタル資産)を販売するという形式にすることで、配当がなくてもトークンにさまざまな付加価値を加えることができるんですよ。

例えば、優先的にサービスを受けられる権利をくっつけたり、そもそもトークンを使わないと受けられないサービスにすることで、そのサービスが流行ればトークンそのものの価値も上がりますよね?

魅力的なサービスであればあるほど資金調達が有利だし、トークンの設計と仕組みによっては個人への少額の資金調達もできるはず。
(実際、有望なスポーツ選手やミュージシャンへの投資をトークンにした仮想通貨もあるし、個人にお金を貸すための審査の仕組みをトークン化するものも出てくるんじゃないかな?)

もちろん、リスクが少ない事を売りにしたトークンも出てくるでしょう。

決済機能

仮想通貨の支払いや送金については、手数料が安いとか送金速度が速いとかはもう言う必要もないかなと思うけど、加えて言うならお店でお金を支払うスピードで24時間世界中仮想通貨を送れます。

さらにブロックチェーンと別の仕組みを使ったDAG(有向非巡回グラフ)型のコインは、手数料が無料の物もあるので例えば0.01円とかの超少額の決済もできます。
つまり今では考えられないような薄く広くお金を徴収するような、新たなビジネスを生む可能性もあります。

信用創造機能

信用創造は銀行が手元にある現金の何倍も貸し出せることで、お金の流れを良くする仕組みといわれています。
でもね、この仕組み。実はお金を貸し出す銀行の能力や景気にかなり左右される弱点があるんですなあ。

信用創造は銀行がお金を貸すことで生まれるわけです。
でも、銀行に貸したお金が返ってくるかどうか見極める能力が低かったら?
景気が悪くて潰れる会社がたくさん増えてきたら?
お金貸せませんよね。笑

そして、仮想通貨の資金調達の仕組みはトークンを発行するわけだけど、その仕組みが広まると今度はトークン自体が流動性を持って、お金として機能するわけです。
つまり、企業やプロジェクトによる信用創造と言えないですか?

そうは言っても銀行がなくなるなんて信じられない!

銀行が完全に消え去ってしまう事はないかもしれない。でも、どんどん小さくなっていけばいつかは…。

公衆電話ってあるじゃないですか。昔はいろんな場所に置いてあったけど、今では病院とか駅とかにちょっと見かけるだけで、ほとんど使ってるのを見ませんよね。

みんながケータイ電話やスマホを持っているからですよね。

それと同じことが「お金」には起きないと言えますか?

ITの巨人が仮想通貨に可能性を感じるワケ

最初のほうに話した、マイクロソフトのビル・ゲイツやフェイスブック創始者のマーク・ザッカーバーグ。彼らが「銀行がなくなる」と発言したのは根拠もあるとでしょうけど、どちらかといえば「本能的」なものじゃないかなって思うんです。

インターネットというのはすごく歴史の浅いビジネスだけど、瞬く間に世界を席巻しました。

そして、まだ歴史が浅いだけに、その土台を築いたITの巨人達の本能はまだ衰えていないはず。

彼らが何かを感じたということは、「価値のインターネット」と呼ばれる仮想通貨には、まだまだ私たちの想像できないような可能性が秘められてるかもしれません。

仮想通貨って、トークンエコノミーって、めっちゃ面白いっスよね!笑

※全部、うめ吉の妄想です。
信じるか信じないかは…( ゚Д゚)フフッ またね~♪

あとがき

今回は、うめ吉さんの寄稿記事第2弾でした。
次もすでに考えてくださっているみたいですので、第3弾が楽しみです。

直近のニュースでは、ロックフェラー財団や世界的な投資家であるジョージ・ソロス氏が仮想通貨に参入を表明するなど、仮想通貨か界隈も盛り上がりを見せてきました。仮想通貨の時価総額も36兆円近くまで回復しています。
仮想通貨の春は近いかもですね。

下はうめ吉さんの寄稿記事第1弾です。合わせてご覧ください。

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今回はここまでです。ありがとうございました。
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元バイオテクノロジー分野の研究者。事業計画、経理・税務、ブランド戦略、Webマーケティングから営業までいろいろやります。2017年からは『仮想通貨』にどハマり中。このサイトが皆さまのお役に立てれば幸いです。 ちなみに、アイコン画像は遺伝子(gene:ジーン)の模式図。
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