仮想通貨の種類は、現時点で1,500種類以上あると言われています。仮想通貨の代名詞でもあるビットコイン(BTC)、既に広く知られつつあるメジャーアルトコインであるイーサリアム(ETH)やリップル(XRP)だけでなく、魅力的な仮想通貨は多くあります。
今回は、すでに仮想通貨によって多くの資産を形成している複数の投資家の方々のアドバイスを元に、独断と偏見で『仮想通貨おすすめ銘柄ランキング』を紹介します。
※ランキングは、まずはトップ10までを紹介します。その後は、その時々の状況に応じてランキングを入れ替えながら足していき、最終的には『ランキング トップ50』まで掲載する予定です。
ランキングの中には、それぞれの通貨を知る上でのキーワード解説も織り交ぜていますので、これを読むだけで『仮想通貨の基礎知識』をまとめて学ぶことも可能です。
このランキングは、価格の高騰を保証するものではありません。新たな仮想通貨を知るきっかけとして活用していただければ幸いです。
目次で内容を確認⇒
ランキングの活用方法
通貨の概要
通貨単位 | 例)BTC |
---|---|
総供給量 | 例)2,100万 |
分類 | コインかトークンかを記載 |
国内銘柄 | 国内で上場している場合は『○』、海外のみは『×』を記載 |
主要な取引所 | 国内に上場している場合は国内取引所を優先して記載。リンクを貼ってあるので公式サイトに移動することも可能 |
通貨の特徴
各通貨の代表的な特徴を2~3個程度紹介します。
キーワード
各通貨のキーワードを解説します。
一言メモ
各通貨に関しての所感、トピックスや将来性などを紹介します。
では、早速ランキングに移ります。
1位:Ripple(XRP/リップル)
Ripple(XRP/リップル)の概要
通貨単位 | XRP |
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総供給量 | 1,000億 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | ○ |
主要な取引所 | Bitbank |
Ripple(XRP/リップル)の特徴
- 銀行間の国際送金システムとして期待
- 送金スピードが速い
- 仮想通貨の中では珍しいリップル社による中央集権型
キーワード
送金スピード
XRPの送金は4秒で決済されます。なんと、イーサリアムの30倍、ビットコインの900倍です。国際送金で銀行を通すと数日間かかることを考えると圧倒的なスピードだと言えます。
実際にXRPを送金したことがある方ならお分かりになると思いますが、その送金スピードには驚かされます。
一言メモ
私の仮想通貨人生は、2017年5月にXRPの高値掴みから始まったため、思い入れが強いコインです。実用化に向けて着々と準備が進んでおり、2018年もXRPの話題が尽きることはありません。
中でも一つの転機は、SBIバーチャル・カレンシーズの始動ではないでしょうか?
6月4日に、まずは先行で口座を開設した2万人強からSBIバーチャル・カレンシーズは動き始めました。実際に本日、私のところにも口座開設のハガキが届いています。夏には一般向けの口座開設も始まります。
SBIグループは、日本最大のネット証券あるSBI証券を有しており、株マネーが本格的に仮想通貨に流れてくることが期待されています。
2位:Ethereum(ETH/イーサリアム)
Ethereum(ETH/イーサリアム)の概要
通貨単位 | ETH |
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総供給量 | 未定 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | ○ |
主要な取引所 | bitFlyer |
Ethereum(ETH/イーサリアム)の特徴
- スマートコントラクトを実装
- イーサリアムのプラットフォーム上でトークンを発行
- 2013年にヴィタリック・ブテリン氏(当時19歳)等によって開発
キーワード
スマートコントラクト
ブロックチェーンを利用して実行される自動契約のことです。
ビットコインの場合には、ブロックチェーン上に全ての取引を記録・管理しますが、イーサリアムは取引を行うと同時に契約内容をも記録・管理することが可能です。
トークンの発行
イーサリアムのプラットフォームを用いることでトークンを発行することが可能です。トークンの規格は『ERC20』と言われており、最低限の機能等が基準化されています。
仮想通貨で資金調達を行う多くのICOでイーサリアムプラットフォームが用いられています。2017年にイーサリアムプラットフォームで発行されたトークンの数は、なんと700を超えるとも言われています。
一言メモ
イーサリアムのビジネスでの実用化を目指して、EEA(Enterprise Ethereum Alliance)という組織が結成されています。
EEAにはトヨタやマイクロソフト等の大手企業も参画しており、イーサリアムのビジネスへの応用が着々と進められています。
また、イーサリアムは4回の大型アップデートが計画されており、現時点で3段階目の『メトロポリス』の前半部分である『ビザンチウム』が終了しています。
大型アップデートによりETHの価値が向上する可能性が高いため、今後もイーサリアムから目が離せません。
3位:NEO(NEO/ネオ)
NEO(NEO/ネオ)の概要
通貨単位 | NEO |
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総供給量 | 1億 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | × |
主要な取引所 | Binance |
NEO(NEO/ネオ)の特徴
- 中国版イーサリアム
- 中国初のパブリックブロックチェーン
- NEOプラットフォーム上で発行されるトークンは『NEP-5』
キーワード
NEP-5
NEOプラットフォーム上で発行されるトークンが準拠している規格は『NEP-5(Neo Enhancement Proposals 5)』と呼ばれています。
2017年の終わりから、NEP-5トークンが次々に上場を果たしており注目を浴びています。その中でも、Ontology(ONT)は特に成功を収めており、BTC建で80倍以上に高騰しています。
一言メモ
NEOプラットフォーム上でのICOが続々と控えており、NEO基軸の取引所も予定されていることから、NEOは今後も盛り上がっていく可能性が高いと言われています。「2018年はNEOの年になる」と言われている方もいるほどです。
リブランド前のアントシェアーズの時代から注目していた仮想通貨ですが、正直ここまでNEOが発展するとは想像もしていませんでした。今後は、イーサリアムの存在を脅かす存在になるかもしれませんね。
個人的な予想ですが、国内で上場される可能性が高いと考えています。
4位:BitcoinCash(BCH/ビットコインキャッシュ)
BitcoinCash(BCH/ビットコインキャッシュ)の概要
通貨単位 | BCH |
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総供給量 | 2,100万 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | ○ |
主要な取引所 | Zaif |
BitcoinCash(BCH/ビットコインキャッシュ)の特徴
- ビットコインのハードフォークにより分岐した仮想通貨
- 2017年8月1日に誕生
- ブロックサイズを8MBまで拡大
キーワード
ハードフォーク
2017年8月1日のビットコインハードフォークにおいては、当初、ビットコイン自体を消失させる可能性があるとの見解からビットコインは大暴落しました。
しかしながら、何もないところから錬金術のごとく生まれたハードフォークコインであるBCHに高い価値が付いたことから、その後のビットコインハードフォークはビットコインの価格上昇要因の一つになっています。
一言メモ
『ビットコインキャッシュが真のビットコインである』との主張があります。
理由としては、ビットコインキャッシュがSatoshi Nakamoto氏の論文に書かれているビットコインの理想像を体現しているからだそうです。
ビットコインキャッシュは、ブロックサイズをビットコインの1MBから8MBまだ拡大することで、ビットコインが抱えている送金詰まりや手数料の高騰というスケーラビリティ問題を解決しようとしています。
『ビットコインキャッシュが真のビットコインになる日』が来るかどうかは分かりませんが、2018年のどこかでビットコインキャッシュに大きな動きがありそうですね。
5位:Cardano(ADA/カルダノ)
Cardano(ADA/カルダノ)の概要
通貨単位 | ADA |
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総供給量 | 450億 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | × |
主要な取引所 | Binance |
Cardano(ADA/カルダノ)
- イーサリアムやビットシェアーズを開発した天才数学者であるチャールズ・ホスキンソン氏が開発
- イーサリアムよりも高度なスマートコントラクト技術を搭載
- 量子耐性
キーワード
量子耐性
量子耐性とは、量子コンピューターに耐性がある仮想通貨のことです。
量子コンピューターは、量子力学的な重ね合わせを用いて並列性を実現することが可能なコンピューターのことです。
量子コンピューターは、従来のコンピューターに比べて飛躍的な速度で暗号解読ができます。量子コンピューターが普及した場合、量子耐性のない仮想通貨は暗号化が解読されてしまうのではないかと考えられています。
一言メモ
ADAが上場される前、コインチェックのチャット機能では、「ADAは詐欺だ!」、「詐欺なんかじゃない。今に見てろ!」というような激しい議論が繰り返されていたのを懐かしく感じます。
結果として、後者の意見が正しかったようです。プレセールでADAを買っていた方は、購入価格から一時500倍にも高騰していたと言われています。まさに、『仮想通貨ドリーム』です。
ADAはオンラインカジノプラットフォームのトークンして開発されましたが、農業分野への応用なども模索されており、2018年においても注目コインの一つであることには変わりはありません。
6位:LISK(LSK/リスク)
LISK(LSK/リスク)の概要
通貨単位 | LSK |
---|---|
総供給量 | 未定 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | ○ |
主要な取引所 | bitFlyer |
LISK(LSK/リスク)の特徴
- スマートコントラクトを実装
- 言語に『Javascript』を採用
- アプリケーションの基盤にサイドチェーンを使用
キーワード
Javascript
Javascriptは、世界的にもメジャーなプログラム言語です。そのため、すでに習得している技術も多く存在します。
Javascriptをスマートコントラクトの言語に採用することで、技術者確保という面においてアプリケーションの開発難易度は大きく下がりました。今後、リスクプラットフォームを用いた多くのアプリケーションが開発されることが期待されています。
一言メモ
リスクは日本においても人気の仮想通貨ですが、現時点で時価総額は20位以内に入っていません。しかしながら、期待の意味も込めて、ここではかなり高めのランキングです。
まだ開発段階であり、現時点での実用性という意味ではイーサリアムに遠く及びませんが、逆に言えば実用性に乏しいにも関わらず、この時価総額は驚異的です。
7位:Bitcoin(BTC/ビットコイン)
Bitcoin(BTC/ビットコイン)の概要
通貨単位 | BTC |
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総供給量 | 2,100万枚 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | ○ |
主要な取引所 | bitFlyer |
Bitcoin(BTC/ビットコイン)の特徴
- 世界初の仮想通貨
- 時価総額は1位
- 多くの海外取引所での基軸通貨
キーワード
基軸通貨
基軸通貨とは、国際為替市場で中心的に扱われる通貨のことを指し、現在の基軸通貨は米ドルです。仮想通貨の世界では、この米ドルに当たる通貨がビットコインです。
1,500種類あると言われている仮想通貨ですが、ビットコインの上げ下げに大きな影響を受けることから、依然として仮想通貨の世界ではビットコインは『仮想通貨の王様』として君臨しています。
一言メモ
時価総額が常に1位であるビットコインを敢えてこの位置に持ってきた理由としては、基軸通貨の覇権争いが今後起こることが考えられるためです。
実際にビットコインキャッシュを基軸にした取引所であるCoinEXがすでに登場しています。とはいえ、ビットコインの繁栄なくして仮想通貨市場の発展はあり得ないので、早期の高値更新を願うばかりです。
8位:Stellar(XLM/ステラ)
Stellar(XLM/ステラ)の概要
通貨単位 | XLM |
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総供給量 | 未定 |
分類 | コイン |
国内銘柄 | × |
主要な取引所 | Binance |
Stellar(XLM/ステラ)
- リップルを元に開発された仮想通貨
- 最初に1,000億枚発行された後、1年ごとに1%ずつ増加
- リップルと同様に国際送金や決済を目指している
キーワード
1年に1%増加
XRPとXLMの大きな違いは、総供給量です。1,000億枚で固定されたXRPと違いXLMは1年度とに1%ずつ総量が増えていきます。
発行量を増やすことで市場に出回るXLMが増えるため、XLMの価値を抑えることができます。結果として、急激な価格変動のリスクを抑えることができると言われています。
一言メモ
リップルの陰に隠れており、日本ではあまり取り上げられることがない印象ですが、ステラも大きな可能性を秘めた仮想通貨であると考えられます。
非営利団体が運営しており、新興市場の金融機関や少額決済(マイクロペイメント)をターゲットにしています。そのため、大手銀行をターゲットにしているリップルとも住み分けができています。
IBMやフランスの送金業者であるTEMPOとの提携もなされており、リップル同様に実用化への道を着々と進めています。
9位:TRON(TRX/トロン)
TRON(TRX/トロン)の概要
通貨単位 | TRX |
---|---|
総供給量 | 1,000億 |
分類 | トークン |
国内銘柄 | × |
主要な取引所 | Binance |
TRON(TRX/トロン)
- デジタルエンターテインメントコンテンツの配信をサポート
- ブロックチェーンによるYoutubeのようなメディアを目指すプロジェクト
- 創業者はジャスティン・サン氏
キーワード
ジャスティン・サン氏
ジャスティン・サン氏はリップルの開発に携わっていたこともあり、ビジュアルもイケメンで、大変高い人気を誇っています。音楽ストリーミングサービス『Peiwo』のCEOでもあり、経済紙『フォーブス』で取り上げられたことでも有名です。
一言メモ
Peiwoのユーザーは1,000万人を超えると言われています。音楽ストリーミングサービスであるPeiwoとトロンとの親和性はとても高く、今後Peiwoにトロンプラットフォームが用いられることでトロンの価値が高まる可能性があります。
10位:EOS(EOS/イオス)
EOS(EOS/イオス)の概要
通貨単位 | EOS |
---|---|
総供給量 | 10億 |
分類 | トークン |
国内銘柄 | × |
主要な取引所 | Binance |
EOS(EOS/イオス)
- 企業の業務サポートのための分散型プラットフォーム
- 1秒で数百万件のトランザクションを処理
- トランザクション手数料が無料
キーワード
メインネットへの移行
多くの仮想通貨ICOは、イーサリアムプラットフォーム上でERC20トークンとして作成されています。EOSもその一つです。
これらのICOプロジェクトの中には、開発が順調に進捗し、独自のメインネットを立ち上げる仮想通貨が増えてきました。
EOSは2018年6月2日にメインネットに移行しています。
一言メモ
EOSは、ICO史上最高額である約4,300億円を調達したとされています。また、メインネットへの移行を果たしたことから、プロジェクトが本格的に進捗することが考えられます。今後、企業との提携が進めばEOSの価値が増大する可能性があります。
国内銘柄の買い方
- 国内取引所に登録(口座開設)
- 日本円の入金(銀行・コンビニ等)
- 仮想通貨(ビットコイン等)の購入
取引所の口座開設がまだの方は、おすすめの仮想通貨取引所ランキング トップ5 を合わせてご覧ください。
この記事の各取引所の詳細ページには、画像付きで口座開設方法を紹介していますので、初めての方でも迷わずに口座開設ができます。
海外銘柄の買い方
海外銘柄は日本の取引所では買えないため、日本の取引所でビットコインを購入して、海外取引所に送付する必要性があります。