仮想通貨のあれこれ

仮想通貨は本当に終わってしまったのか?|2018年下半期の仮想通貨市場予測

2018年上半期の仮想通貨市場は年初に最大の盛り上がりを見せました。

しかしながらその後は、多くの仮想通貨投資家の期待とは裏腹に、仮想通貨の時価総額はだらだらと下がり続けています。

ビットコインは最高値から1/4近くまで下げています。

ビットコインはまだ良いほうで、メジャーアルトにおいては1/10以上、草コインと言われる時価総額低めのコインに至っては数十分の1にまで価値が落ちたコインも存在します。

多くの投資家が仮想通貨から撤退しました。

残った投資家も、一部の空売り勢力を除いて、日々下がる自己資産を見ては阿鼻叫喚の月日が流れました。

では、このまま仮想通貨は終わってしまうのでしょうか?

今回は、2018年下半期の仮想通貨市場を予測してみます。

歴史は繰り返すのか?

困ったさん
困ったさん
仮想通貨終わった。。年始の高値掴み。。。

仮想通貨仲間のいーぐるさん(@U8YH99bGG2GwCJK)のツイートを引用させていただきました。

「仮想通貨終わった・・・」との意見もありますが、実は以前にもビットコインは1,000円→12万円の高騰の後に、約1/6にあたる2万円台まで大暴落したことがありました。

しかしながら、その後も乱高下を繰り返し、ビットコインは一時240万円以上になり、現時点でも70万円以上に留まっています。

ビットコインは大暴落から見事に復活を遂げたわけです。

市場参入者の数や規模が違うため、一概に同じであるとは言い切れませんが、歴史は繰り返す可能性はあります。

今後、相場が回復する可能性も十分にあると言えます。

仮想通貨市場 回復の前兆

2018年上半期は、まるで仮想通貨界の膿を出し切るかの如く、毎日のように悪材料のニュースが飛び交っていましたが、ここにきて相場の回復を匂わせるようなニュースも出始めています。

ここでは3つのニュースをピックアップしてみます。

マウントゴックス砲の終結

破産手続き中の仮想通貨取引所マウントゴックスは22日、東京地裁により民事再生決定がなされ民事再生手続が開始されたと発表した。金融庁が登録業者6社に業務改善命令を出したことで仮想通貨相場が急落する中、マウントゴックスの破産手続きが中止されることで、ビットコインの売り材料がなくなるのではないかと市場では安心感が広がっている。

これまで進められていた破産手続きでは、破綻時のレートでビットコインを現金化して債権者に分配するが、民事再生手続きならビットコインをそのまま分配することが可能。

引用:コインテレグラフ ジャパン

民事再生手続きが整えば、ビットコインを現金化する必要性がなくなります。

そのため、仮想通貨市場が低迷する中、とどめを刺すようなマウントゴックスの破産管財人によるビットコインの売り圧力が終結する可能性が高くなりました。

テザーによるUSDT発行

ライトコインの創設者であるチャーリー・リー氏は、2億5000万のUSDT発行は、同額のドルが仮想通貨取引所に入金されたことと同じであるとし、これは仮想通貨の購入に使われることで直接の価格上昇を必ずしも排除するものではないことを意味するとしている。

引用:コインテレグラフ ジャパン

タイミングはともかく、2億5,000万米ドル分のUSDTが発行されたということは、この金額が仮想通貨の購入に充てられる可能性が高いことを意味します。

現時点では、時価総額ランキングにてテザーは10位にランキングされています。

多くの投資家がUSDTや法定通貨にて、買い増しの機会を伺っていることが予測されます。

Facebookの仮想通貨広告規制緩和

Facebookの仮想通貨広告に係る規制緩和は大きなインパクトがあると考えています。

新規の投資家が増えなければ仮想通貨市場の発展は鈍化します。新規を増やしていくには適切な広告が欠かせません。

あとは、2018年上半期において植え付けられた仮想通貨に関するネガティブなイメージをいかに払拭していくかが課題となります。

2018年下半期 仮想通貨市場予測

上記で示してきたような仮想通貨市場が回復に向かう予兆が次々に産まれてきています。

少しポジトークな部分もありますが、2018年下半期において仮想通貨市場はかなり回復するとみています。

ただ、年内にビットコインが5万ドルを超えるというような強気の予測を出している有名アナリストもいますが、そこまでは楽観視はしていません。

上半期にだらだらと下げてきた分、どこかのタイミングで緩やかな上昇トレンドに転じて、何かのきっかけで急激な高騰があるのではないかと考えています。

大きな転換点は2018年7月、つまり今月だと想定しています。

具体的には、SBIバーチャル・カレンシーズの本格稼働とコインチェックの復活です。

両社の共通点は、ネット証券をバックに持っていることです。

仮想通貨市場が本格回復するには日本の存在は欠かせません。そして、その大きなポイントになるのが、株マネーの流入だと考えています。

 

2018年も折り返しを過ぎ、これから夏の盛りがやってまいります。

皆さま、体調にはくれぐれも気をつけて、仮想通貨ライフを楽しんでまいりましょう。

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ジーン
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ジーン
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元バイオテクノロジー分野の研究者。事業計画、経理・税務、ブランド戦略、Webマーケティングから営業までいろいろやります。2017年からは『仮想通貨』にどハマり中。このサイトが皆さまのお役に立てれば幸いです。 ちなみに、アイコン画像は遺伝子(gene:ジーン)の模式図。
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