こんにちは、ジーン(@btcgene3)です。
今回は、仮想通貨の取引手数料について紹介します。
仮想通貨取引の手数料
取引所と販売所
手数料の前に、簡単に仮想通貨取引所についての説明です。仮想通貨取引所では、取引所機能とは別に販売所と言われる機能を持っている場合があります。
取引所とは?
買いたい人と売りたい人がそれぞれ注文(指値)を入れて取引をする所です。
販売所とは?
取引所自身が保有している仮想通貨を指値注文を介さずに直接取引所から購入することができる所です。
販売所では、手数料とは別に「スプレッド」と言われる販売所独自の手数料のようなものを追加で支払うことなりますのでご注意ください。一般的に「スプレッド」を含む販売所の手数料はかなり割高のため、可能な限り取引所を使用されることをおすすめします。
Taker・Makerってどういう意味?
これからお話しするTaker・Maker手数料については、仮想通貨取引所における取引所機能における手数料のことです。販売所機能の手数料のことではありません。
Taker
注文を出した時、取引板(気配値)にすでに並んでいる注文で取引が成立した場合のことです。言い換えると、すでに誰かが出している注文(指値)に、自身の注文(指値)をぶつけるようなイメージです。すでに取引板に並んでいる注文を減らす、つまり市場から流動性を取り除く(Takeする)取引に当たるためTakerと呼ばれています。
Maker
取引板(気配値)に、今までにない注文を並べる場合のことです。言い換えると、今までにない新しい注文(指値)を入れて、その後取引成立を待つイメージです。取引板に新しい注文を増やす、つまり市場に流動性を作り出す(Makeする)取引に当たるためMakerと呼ばれています。
なぜ、TakerとMakerを意識する必要性があるのか?
ずばり、取引所によってはTakerとMakerで手数料が変わってくる場合があるからです。市場に流動性を作り出すMaker注文に関しては、マイナス手数料、つまり手数料分だけ得をする場合すらあります。
ビットコイン取引時におけるTaker・Maker手数料(2018年3月21日時点)
- Zaif Taker:マイナス0.01%、Maker:マイナス0.05%
- bitbank Taker:0.0%、Maker:0.0%(手数料無料)
- コインチェック Taker:0.0%、Maker:0.0%(手数料無料)
- ビットフライヤー TakerとMakerの設定なし(取引量に応じて手数料が変動)
上記を見ていただけば分かりますように、現時点ではZaifでの取引においてTakerとMakerを意識するとよさそうです。例えば、Zaifで100万円のビットコインの取引をする場合、Takerでは100円、Makerでは500円がキャッシュバックされることになります。
こうやって比較するとZaifでのビットコイン取引はかなりお得であることがわかります。
ただ、取引所の手数料はキャンペーンなどで変更になることもあるので時々調べてみることも重要です。
今回のまとめ
- TakerとMakerで手数料が異なる場合がある
- 現時点ではZaifでの取引においてTakerとMakerを意識してみる
- Zaifでのビットコイン取引ではキャッシュバックがあるのでお得